第597話「3D2Y」 (「3D」は「×」で消されている)

●「ライアーゲーム」などで知られる甲斐谷忍先生のtwitter

>4週間休載でニュースになってる漫画家さんに会いに行きましたよ。

>1週間ほど休んだそうですがもう仕事を始めてました。

>ファンのために身を削ってますよ。僕も見習います。

・・・さっ、さすが尾田先生やで!!

休んだらよろしいのに! 

13年間(たまに休載もあったけども)連載してきたんやから

1ヶ月ぐらい休んでも全然よろしいのに!!

尾田さんの凄さは五大陸を駆け巡るで!!



これって、「巻頭全ページカラー」のためだったりするのかな。

普通の「巻頭カラー」は最初の3〜4ページだけがカラーですが

最後まで20ページ近くが全部カラーってやつ。

今までに、ドラゴンボールとか、スラムダンクとか、

ほんとに限られた一部の人気漫画しかやったことのないこと。

労力はかなりのものになるとは思うけども、

そのための1ヶ月休載なのだろうか。

再開一発目が、そんなかっこいいことになるのだろうか。

だったらなんか3冊くらい買ってしまいそうだ。



しかしまあ、尾田先生がたった1ヶ月の休載であるのに比べて、

1年間放置してましたですよ、この「週刊ワンピース」。

mixiの方には、たまに感想めいたことを書いてたりしたんですけども。

全話分ではないですけど。この1年の間に10回ほど。



いやー、ほんと、怒涛の展開だったんですけどね、この間。

コミックスの発行部数が、ここへきてなお新記録になるぐらいの

読者の捕らえっぷりなんですけども。

今年1年、というか、9月まで、で、

売上累計2000万部だそうですよ。




ちょっと、この間にmixiで書いてたことを一部再掲。



●ハンコックが、海軍とルフィとの戦いにおいて

ルフィを助けるような真似をしたので

七武海から外されるのではないかと思っていたのですが

そんなこともなかった模様。

女ヶ島はハンコックが七武海であることで安定しているらしいけども

その資格が無くなって他の海賊たちが来たりと荒れ始める。

しかしそこにシャンクスが来て、

白ひげと同じく「ここは俺のシマだ」って言い出して

「四皇のシマなら仕方ない」となってまた安定する。

そうなるとハンコックがこの島にいる理由がなくなるので

ルフィの仲間となって一緒に冒険するようになる。

・・・ってのを考えてたんだけど、違うっぽい。



●ワンピースの実写化なんて全然望んじゃいないけども

登場キャラを実在の人物で言うなら誰かなというのはよく考える。

バギーは小森純でいいと思うんだよね。性別違うけどね。

あと、ウォーターセブンのアイスバーグ市長は、ピース綾部だと思う。

それと、パッパグ(ケイミーのペットのヒトデ)はサンドウィッチマン富澤。



●ルフィのことを「麦わら屋」と呼ぶトラファルガー・ロー

宮根誠司のことはなんて呼ぶんでしょうかね。

「キャスター屋」じゃないですかね。

・・・・・・え、あ、そっち?



●いずれ「ルフィVSティーチ」になりそうな感じだけど

その前にティーチは仲間に殺されんじゃないかなという気もする。

白ひげが「お前の最大の問題点は慢心と過信だ」って言ってたけども

それ故にそれが原因で仲間に殺されるんじゃないかね。

なにせ、仲間はインペルダウンのレベル6にいた「元・凶悪犯」だからなあ。

いつまでも大人しくティーチに従ってるとも思えない。



●仏のセンゴクの食った実は、何なのだろうかなあ。

「仏=ブツ」ってことは、「ブツブツの実」だろうか。

そんな、ブラックマヨネーズ吉田みたいな実なのかな。

イワさんは「ヒーハー」言うとるしね。

そんなにブラマヨ2人とも揃うことあるかな。



●再掲終わり。

・・・いやしかし、「エースが普通に死ぬ」ってのは予想できなかったなあ・・・。

ルフィがエース連れて逃げることに成功することしか考えてなかった。



●最新話感想。

タイトルは「3D2Y」。

「3D」は「×」マークで消されている。

マキシマム ザ ホルモンのこの歌みたいに。



ルフィが、腕にこのマークを刻み、

海軍まで行って船まで奪ってマスコミに注目させて

その写真を新聞に載せさせることで仲間に伝えたメッセージ。

「×」が「仲間へのメッセージ」ってのは、

なんともビビとの件を思い出させていい感じじゃないですか。



私が思うに、3Dってのはたぶん、

「D」で始まる3人組ってことじゃないかね。

同様に、「2Y」ってのは、Yで始まる2人組ですよ。

3Dに×がしてあるってことは、つまり

「私はダチョウ倶楽部ではなく、よゐこが好きです」って

ことなんじゃないかな。



・・・そんなこと!?

海軍に殴りこみかけてまで伝えたかったことが、そんなこと!?

それ知らされた仲間は、何を思えばいいんだよ。

そんなことじゃない。



・・・あっ、そうか、ごめん。

よゐこ」じゃなくて「やるせなす」だよね。



・・・いや、そこじゃねえ。



●「3日後に会おう」と約束したけど

それから散々な目にあって、

今再会してもまた悲惨な目に遭うことになるだけだと

しばらく修行をすることに決めたルフィ。

それぞれ2年間修行してから再会しようというメッセージ。

「3DAYS」に「×」をして「2YEARS」にしようと。

メンバー全員がその真意を読み取った。

鈍感なゾロだけがそれに気づかずに

一人だけサニー号に戻って

2年間船番する形になるのかとも思ったけども。



サニー号のところにバーソロミューくまが現れたので

サニー号はどこかに飛ばしたのだろうか。

さすがに、デュバル達だけで、あの海軍本部に近く、

強い海賊たちも集まるあの場所で、

2年間も船を守り続けることは難しいだろうから。



ただ、船をどこか安全な場所に飛ばしたとしても、

気になるのは「冷蔵庫の中身」ですよね。

今の冷蔵庫には、ルフィの盗み食い対策として鍵が付いている。

その鍵はサンジとか、一部の人しか開けられない。

そうすると、中の食べ物は2年間も放置されることになる。

さすがに腐るよね。

まあ、捨てて買い直せばいいだけの話ですけども。

食べ物に思い入れのあるサンジは無念だろうけども。



●2年も経ったら、Dr.くれはが141歳になってしまうよ・・・。

141歳なんて、そんな年齢の人はさすがにもう・・・。

・・・・・・いや、全然ピンピンしてると思うな。

役所の人が来ても、家族が

「会いたくないと言っている」とか言わなくていいと思うな。



●フランキーは、この2年の間に、

あの島で大発明をしてしまうのではないかね。

フランキーには欠かせないコーラに、

ファンタオレンジを混ぜてしまうのではないかな。

・・・高見沢か!! ファンタのCMのアルフィー高見沢か!!



●ブルック2年間、あのままオリの中じゃないかな。

・・・ええー。ただの懲役やん。



●1ヶ月の休載の後には、「2年後」の話が描かれるんだろうか。

「この2年の間に起きたこと」は、まだ描かれないのだろうか。

単純に、「ウソップがどうやってあの島から出るのか」が気になるのですよ。

他のメンバーはまだしも。

まあ、いつかは描かれるかな。



ルフィはロジャーの船の副船長、レイリーについて覇気の特訓。

「レイリー、よろしく!!」という軽いノリのルフィに

「先生と呼べ」とツッコんでみるも意に介さずな、いつものルフィ。

だけどどうだろう、2年も修行したら、ルフィも大人になって、

言葉遣いとかもだんだん変わってくるんじゃないかな。

それで別れるときには、

「レイリー先生、2年もの間、誠にありがとうございました。

それではわたくし、約束通り、仲間に会いに行ってきます」

みたいに、ものすごい丁寧な口調になってたりするかも。

他のメンバーもみんな、そうなってるかも知れない。



ゾロ「ミホークさん、2年もの間、誠にありがとうございました。

それではわたくし、約束通り、仲間に会いに行ってきます」



サンジ「イワンコフさん、2年もの間、誠にありがとうございました。

それではわたくし(以下略)」



ウソップ「ヘラクレスンさん、2年もの間、誠にありがとう(以下略)」



フランキー「皆さん、2年もの間(以下略)



ナミ「ハレダスさ(以下略)」



そして再開するメンバーたち。

「皆さん、お久しぶりです。お元気でしたか。

これからまた皆さんと楽しく旅を出来ればと思ってい



・・・なんだこれ!! なにこの、かしこまったワンピース!!

全然楽しそうじゃねえ!!

もっとみんなでワイワイ騒がしい感じなのが特徴だったんじゃないのか。

みんなで楽しく歌ったりするもんじゃなかったのか。

ブルックさん、なんか言ってやってくださいよ!!



ブルック「YO!YO! みんな元気ィ!? 

あのさあ、もう冒険とかやめて、みんなでロックバンド組まねえ!?」



・・・こっちは逆にチャラくなっとるー!!

年下のルフィにも「ルフィさん」とか丁寧な感じが

ブルックらしさだったんじゃないのか!!

ロビンさん、なんか言ってやってくださいよ!!



ロビン「燃やせ燃やせ世界政府の旗ーー!! Yeahーーー!!!」



・・・なんで乗っかったの!?

なんでボーカルをかって出たの!?

確かに旗を燃やすとか、ロックな感じではあるけど!

チョッパーさん、なんか言ってやってくださいよ!!



チョッパー「ブオオオオオ!! ブオオオオオ!!」



・・・モンスター状態がデフォルトになっとるー!!

かわいくねえわそれ!! 最大のウリであるかわいさがゼロだわ!!

「強くなれるなら怪物にだってなってやる」って言ってたけど、

ほんまにならんでええねん!! 例えだから!!

だいたい、その状態だと診察とか治療とか出来ねえから

2年間勉強したこと全部無駄になるわ!!



・・・こんな感じでどうかな。

いや、どうもこうも無えわ。成立しねえわ。



●ルフィは、レイリーと共に

毎週季節の変わる島にて修行することに。

日本だと「四季」だけど、この島は「48季」。

季節が48てことは、「KST48」か。

・・・なんか「草津」って感じがするなあ。



ハンコックのいる「女ヶ島」の近くなので

なぜかハンコックもついてきた。

しかし、今後は来てくれるなとレイリーに釘をさされる。

それがルフィのためならと、ハンコックも了承。

・・・したけど、こっそり様子を見に来そうだな。

何より2年間も好きな人を見ることさえも出来ないなんて

やっぱりキツいだろう。

修行に励むルフィを、こっそり見に来るハンコック。

鍛えることによって覇気のレベルが上がってきて、

やがてその島に自分とレイリー以外の人間が来ていることに

気づきだすルフィ。

ルフィ「・・・ん? おっさん以外に誰かいるような?」

レイリー「・・・ああ、そのようだな」

木陰に隠れてルフィを見ているハンコック

「・・・!! 気付いた!!

わらわがこの島に来ることはルフィには伝えていないのに、

ルフィがわらわに気付いておる!!

・・・こ、これが噂に聞く、ハネムーン・・・」

ニョン婆「違う」

ハンコック「わらわは、こんなにも気配を消しているというのに」

ニョン婆「消せてない消せてない。ラブラブ光線出過ぎ」



こんな感じのことは起こりそう。

ニョン婆は、ツッコミのためだけに

わざわざついてきてるのかって話だけど。



●この中で比較的楽なのは、チョッパーなのかな。

ナミに「本買ってくらはい」(原文ママ)って言ってたぐらいなんで、

本を読みまくれるのは、むしろ望ましいことなのかも知れない。

逆に一番キツいのはサンジなのではないかね。

あの女好きが、2年間も女性を目にすることが出来ないなんて。

しかも逆に、オカマ達に狙われているなんて。

「カマバッカ王国」なんだけど、サンジが来たことで

「カマバッカ」じゃなくなってしまっている。

ということはつまり、サンジもこの2年の間に、

オカマになるということだろう。

・・・いや、それは無いな。



2年経って、サンジがこの王国を離れてから。

途中、目についた島に食糧補給のために立ち寄る。



サンジ「・・・あれ、お前、スケスケの実のガルルルじゃねえか」

アブサロム「・・・あっ、お前、なんだ、あの女と結婚したのか」

サンジ「結婚も何も2年会ってねえよ」

アブサロム「2・・・2年もか・・・。かわいそうに。代わりに俺が」

サンジ「お前に同情される筋合いはねえ。二度と会わせる気もねえ。

・・・それより、お前は何をしてるんだ?」

アブサロム「知らないのか、ここはノゾキバッカ王国。

この壁の向こうはノゾカレテバッカ王国だ。そして女湯でもある」

サンジ「・・・な、なんだと!?」

アブサロム「お前の夢、「女湯を覗く」を実行中ってわけだ」

サンジ「・・・ちょっとどけお前! ・・・おお、これは・・・」

アブサロム「全世界の女がここにいる」

サンジ「東の海の女もか?」

アブサロム「ああ」

サンジ「西の海もか?」

アブサロム「ああ、南の海も北の海もだ」

サンジ「・・・な、なんてことだ・・・

こんなとこに、オールブルーがあったなんて・・・。

・・・よし、俺、この島に住むよ!」



サンジ、麦わら海賊団から離脱



こんな感じでどうかな。



・・・いや、なんのために2年間料理の勉強したんだよ。

あと、なんでその「ノゾカレテバッカ王国」の女たちは

そんな国にとどまってんだよ。

嫌だろ覗かれるの。出て行けよそんな国。



●最後にゾロとミホークの別れを考えてみる。



ゾロ「・・・約束の日だ。世話になった」

ミホーク「・・・どうだ」

ゾロ「あ?」

ミホーク「最後に・・・本気で一戦交えてみるか」

ゾロ「・・・えっ、ああ、分かった・・・」

しかしそれでもやはり、ゾロがミホークに勝つことはない。

一戦終わって、ミホークはゾロに背中を向けたまま言う。

ミホーク「”二度と敗けねぇ”って言ったんじゃなかったのか」

ゾロ「・・・完敗だ」

ミホーク「潔(いさぎよ)し」

ゾロ「・・・だが悔しくはない。成長を実感できたからだ。

2年間も、世話になった・・・」

ミホーク「ああ、成長はしたんだろうな。

その証拠に、今回は泣いていない」

ゾロ「・・・うるせえ」

ミホーク「娘、こいつの治療をしてやれ」

ペローナ「私に命令するなと言っているだろう!!

・・・だいたい、なんだったんだ、私のこの2年間は!!

ずっとこいつの治療してただけじゃないか!!」

ゾロ「・・・お前も2年間ありがとうな、助かったよ」

ペローナ「・・・え、いや、そんなのはいらねえ・・・」

ミホーク「私は今から用事で出かける。

島から出るための小舟を用意してやった、

それで麦わらの所へ行くがいい。ではまた会おう」

結局、ゾロの方を振り返ること無くそのまま立ち去るミホーク。

ミホーク「(・・・ああ、確かに成長しているな)」

ここでミホークの顔のアップ。

ミホーク「(・・・私の顔に、傷を付けたのだから)」

頬から滴る血を服の袖で拭き取る。

ミホーク「(次に会った時が楽しみだ・・・)」



ミホークの城。

包帯巻かれて眠っていたゾロが何かの香りで目を覚ます。

ゾロ「(・・・ココア?)」

ココアの横に置き手紙。

ペローナの手紙「私は麦わらの所に行く必要はないと思っていたのだが

あいつが小舟を2隻用意してくれていた。

だから私は先に発(た)つ。

あいつが言うには、モリア様は死んでいない可能性があるらしい。

なので探しに行こうと思う」

ゾロ「(・・・あいつが俺のためにココアを淹(い)れたってのか?

昔は「私にココアでも出せ」って言ってたのに)」

「ゾロの礼」に対する礼の意味で、生まれて初めて

他人のためにココアを淹れてみたはいいけど

恥ずかしくなって先に1人で出て行ったペローナ。

ゾロはそれを飲み干し、出発の準備。

ゾロ「(もう傷口はふさがったのだろうか・・・)」

傷口を確認する。

ゾロ「・・・!?」

傷口が見つからない。

斬られて倒れたのに、傷口が見つからない。

見慣れた、レストラン「バラティエ」で斬られた時の傷はあれど、

新しい傷が見つからない。

そして理解する。

ゾロ「・・・すげえな、あいつ・・・。

あの激しい動きの中で、

完全に同じところを同じように斬ったってのか・・・。

敵わねえ。俺は、まだまだだ・・・。

待ってろ、次に会う時までには、もっと強くなってやるからな」



こんな感じでどうだろう。

・・・あれ、最後にわりとちゃんと考えてるじゃないですか。

いや、一応ちゃんとマジメに考えたりもするのよ、ってことで。

ただゾロ1人きりになると、

船までちゃんと辿りつけるのかどうか不安ってところはあるけど。