第519話「王の資質」

●ヘビ女2人は「ヘビヘビの実」の能力者でした。

同じ実は2つ無いわけで、

次女サンダーソニアは「アナコンダ」仕様、

三女マリーゴールドは「キングコブラ」仕様。

ヘビだから体が長いよ。次女と三女なのに長女だよ。



そんなヘビ女にルフィが飲み込まれて、

そこにナミも飲み込まれるって感じでどうだろう。

・・・いや、それ、空島。もう終わった、その話。



ヘビ女が「穴に落ちると下にある剣山に

串刺しになって死ぬわよ」って言ってるのは、

ヘビ女達自身の死亡フラグですか?

自分達が、穴に落ちるという。

でもルフィは見殺しにしないで、刺さる寸前で助ける、とか。



●ルフィが「覇王色の覇気」を発動。

シャンクスやレイリーの見せた、あれであろう。

「王の資質」のある者が発動する気のようなものらしい。



玉(男性的な意味での)に始まり

王に終わる話だということか。



ルフィに「王」を見た島の女達が、

ルフィにこの島の主になってくれと頼むのだろうか。



女「あなたに、ここの王になっていただきたい!」

ルフィ「俺に?」

女「はい」

ルフィ「俺が王に?」

女「はい」

ルフィ「俺が王に・・・」

女「この島の全てを、あなたに差し上げます」

ルフィ「・・・なってやるよ」

女「本当ですか!」

ルフィ「ああ」

女「ありがとうございます!」

ルフィ「・・・・・・ただ、こんなとこの王にじゃない」

女「え?」

ルフィ「俺がなるのは、海賊王だ!!」(どーん)



それで出発、みたいな感じかね。



ただ、出発する際には、島の女達が全員思っている

「男=体が伸びる生き物」ってのは違うってことを

ちゃんと説明しとく必要はあると思うけど。



●ボア(ほんとの長女)が髪を耳にかける仕草を見せただけで

「きゃー! 素敵ー!」となる、島の女達。

でもルフィはボアを相変わらず「バカヤロー」呼ばわり。

まあ、細かいこと言うと、「野郎」じゃないんだけど。



これのこの後の展開を考えてみる。



島の女「蛇姫様(ボア)が髪を左耳にかけたわ! 素敵ー!」

ルフィ「うるせえバカヤロー」

女「今度は、髪を右耳にかけたわ! 素敵ー!」

ルフィ「だからなんだよバカヤロー」

女「今度は、ポニーテールにしたわ! 素敵ー!」

ルフィ「・・・いいねえ」

サンダーソニア「そんなフェチだったのー!?」(ガビーン



こんな感じでどうかな。



・・・どうもこうもねえわ。

ボアをいいと思った時点で、石化確定だからな。負けだからな。









ただ、517話の感想

「ボアがルフィたちの仲間になるという展開」という仮定を書きました。

ボアは、実はいい奴なんだけど、わけあって悪い奴を演じているだけだと。

もしそうだったとしたら、「ルフィが石化する」ことは、

「ルフィがボアを仲間にする気が、ほんとにある」ことの証明になりますよね。



ルフィ「なあ、俺の仲間にならないか」

ボア「・・・わらわが今まで何をしてきたか、

お前もだいたい分かっているのであろう!

海軍にも追われる身!

お前についていっても、お前たちのためにはならぬ!」

ルフィ「・・・ロビンとおんなじこと言うんだなー。

そんなの気にしてないって。

どのみち俺たちも追われる身だしよ」

ボア「そもそもわらわのことを信用しているとも限らん!

わらわにとって不利なことかも知れぬ!」

ルフィ「・・・そうか、だったら、俺を石化してみろよ」

ボア「出来なかったろうが!」

ルフィ「あれは、お前に対して敵意があったからだ。

でも、今の俺は、お前の真実を知って、考えが変わったんだよ。

お前のことを好意的に思ってる奴は、石になるんだろう?

今の俺は多分、石になる。やってみろよ。

・・・もっとも、すぐに元に戻してもらうことが条件だけどな」

ボア「もし石になったとして、

なぜ「元に戻してもらえる」なんて言い切れる!?」

そんな保証がどこにある!

お前は3億の賞金首。生死を問わずだ。

石になったお前を海軍に突き出せば、私には3億が入る。

そうしないなんて保証が、どこにある!?」

ルフィ「・・・・・・あるさ。

だって俺は、お前のことを、信用してるからな」

ボア「・・・!」



ボア「メロウ!!」 (ルフィ石化)



しばらく後、夕食の席

ルフィ「なっはっはっは。なー、言ったろー。

ちゃんと元に戻してくれたよ。信じてよかった。

なあ、ボア。・・・あれ、ボアは?」

マーガレット「湯浴みに」

ルフィ「そうか」

マーガレット「・・・」

ルフィ「それにしても、気づいた時には、

辺りが暗くなってたのはなんでだ?

俺はそんな長いこと石になってたのか?」

マーガレット「・・・ええ、2時間ぐらいは」

ルフィ「そんなに!? なんですぐ戻してくれなかったんだろ」

マーガレット「見られたくなかったからだと思う」

ルフィ「・・・何を?」

マーガレット「泣いているところを」

ルフィ「・・・?」

マーガレット「たぶん、お前の言葉が、嬉しかったのだろう」

ルフィ「・・・」

マーガレット「ご自信が泣き止むまで、石化を解除しなかったんだ」

ルフィ「・・・・・・」

マーガレット「あの方は、素晴らしい方だ・・・。

・・・今後のこと、よろしく頼むぞ・・・・・・」

ルフィ「・・・ああ、分かった、任せろ」



・・・こんな感じの展開はどうかね。



おお、ちゃんと考えることもあるんですね。



ん、たまにはね。ボケるばかりやないのよ。

まあ、だいたいボケてばっかりやけど。



●今回、ルフィが怒って覇気を発動したわけですが、

そういえばずいぶん前に、「怒って覇気」ってこと、あったな。

あれって、今回の伏線だったのかな。



そんなことあったっけ?



巨人島リトルガーデンへ行く前、ニコ・ロビン

まだバロックワークスの副社長「ミス・オールサンデー」だったときに、

ゴールデンメリー号に乗り込んできて

ルフィにログポース渡すけど、

ルフィがそれをバキバキッと握りつぶして、

「この船の進路をお前が決めるなよ!」って怒ったとこね。



ああ、怒ってたねえ。

あの時、覇気が出てたの?



いや、ログポースを壊したところが。



・・・それ、破棄!!